こちらのページでは、
この季節の洋ラン
「シンビジューム」の秘密に迫ってしまおうというコーナーです。
お花好きなら、見逃せない
珍しい、シンビジュームもありますよ!!
良かったら、のぞいていって下さいね。 (*^^*)
< 店頭での鉢植の入荷時期: 11月〜2月頃 >
「シンビジュームって、お花屋さんに並んでるのは、咲きすぎだわ。」
「つぼみが咲かずに黄色くなってしまったわ。」
「毎年、葉っぱは、いっぱい出るけど、お花が咲かないわ」
そんな
あなたの疑問を
お花の専門家が
ズバリ答えます
まず、
いろいろな種類を見ていきましょう。
きっと、
大切な方に贈ってみようかなって思うお花がありますから・・。(※ 以前、当店に入荷した品種の紹介です。
現在入荷中のものではありません。)
まず、小輪のかわいらしい
「スプリング・パール」

高さは、70cmくらい。
最近、場所をとらないシンビジュームが
増えてきました。
次は、定番のピンク
「バレリーナ」です。

大輪品種なので、かなりのボリュームです。
次は、美しい白花の人気品種。
「ザ・ツーヴァージンズ」。

きれいでしょ。 (*^^*)
このところ、人気なのが、少しクセのある品種。
定番の色に飽きた方が、お求めになります。
ご覧下さい。
「ワンダーランド」です。

さらに、個性的な
「トラシアナム」です。

かなり、従来のシンビジュームの印象から
かけ離れて、びっくりする色でしょ??
また、色だけではなくて
お花の微妙な形も
よく見てみると・・・

どれも似たような
黄系のお花みたいですが、
じっくりと
アップで見ると・・・

左から順に・・
「スターリー・ナイト」「ゴールデン・シャトー」「ゴールデン・イエロー」です。
かなりニュアンスが違うでしょ。
同じようなシンビジュームに見えて、
価格などが違っているのはそういう事なのです。
新しい、または、(生産の少ない)
珍しい品種などは、
「せり」によって、
価格が高く付くわけです。
そういうわけで、それぞれのお花屋さん、ホームセンターさんなどで、
同じようなシンビジュームなのに、かなり販売価格に差があったりします。
お花をじっくり見て、好みのお花を探されるといいでしょう。
また、シンビジュームっていっても、
こちょうらんみたいに
前に曲げたものがはやってます。
生産過程で、
生産者が手間をかけて、曲げていくので、
価格は高くなりますが、
こじんまりとして、場所をとらないので
最近、はやっています。
当店でも、人気です。 (^_^)v
順に見ていきましょう。
前からと、横からです。

こんな感じです。
こういう仕立て方を
「アーチ」って呼んでます。
「プリティー キャンディー」っていう
美しい品種でした。
そのほかにも、いろいろありますよ。
「モア ジュテーム」っていう
美しい品種でした。

やや小ぶりの小輪ですが
お花がいっぱい。
「アイスダンス」でした。
次は、
kintoki の大好物!!
じゃなかった・・ (^^;)
大好きな・・・
ニュアンスたっぷりの
「ウッド ニンフ」。
かわいいねえ。 (μ_μ*)
どんどん、紹介しましょう。
個性的な、ヤツラが登場していきますよ。
「デボン・オットセイ」
じゃなかった、
「デボン・オデッセイ」
・・・・・・・・( ̄_ ̄|||)

なんか、妖しい感じのいい色でしょ?(*^^*)
ついでに、もひとつ、妖しい感じの子を
「ミリオン・キス」って言います。
明るい茶系の人気品種です。
次は、生産者が少ない、希少種です。
「レジェンド」です。
優しいグリーンと、ほんのりとのったうすいピンクが印象的です。
最後に、思いっきり、
垂れ下がった子を紹介しましょう。
「スプリング・ウィンド」でした。
つぼみ(右はしの写真)が、
バナナの房みたいでかわいいでしょ。
(
↑ かわいいかなあ? (-.-;) )
( ピンボケもありますが、
どうか、お許しを・・・(^^;) )
シンビジュームと仲良くなる方法!
それでは、管理方法です。
1.置き場所
室内の明るい所を好みます。
暖房器具の近くは避けてくださいね。
(実際は、少し寒いくらいの所の方が、長く楽しめますよ。)
2.水やりの仕方
週に1度くらい、暖かな午前中に、
少しだけぬるめのお水をたっぷりあげます。
ランの中では、お水を欲しがる方なので、
1番いいのは・・・

いきなり、登場のバケツですが・・
少しだけぬるめのお水を
いっぱいに張ります。
そこに、ドボンと・・沈めます。
そうすると、
いっぱい
気泡が出てきて・・

たっぷりとお水を含みます。
(浸かっている時間は、数分でO.K.です。)
当店では、シンビジュームくんに向かって
「今日は、おまちかね、温泉の日だよ〜」って呼びかけます。(*^^*)
みんな喜びます。(もちろん、シンビジュームくんが、ですよ・・)
3.肥料のやり方
開花中は、必要ありません。
4.その他
咲き終わった(=色の悪くなった)花茎は、
早めに、もとから切り、花びんなどに挿しましょう。
来年咲かせるために、株に負担をかけないためです。
それでは、園芸相談です。 (*^_^*)
来年も咲かせるぞって方へ!
ポイントは
ココ!!
比較的、咲かせやすいランなので、
みなさん、挑戦してみて下さいね。
1.暖かくなったら(4月中旬頃)
戸外に出して、日光に十分当てましょう。
水やりの回数も、温度の上昇に合わせて増やしてゆきます。
ココが、大事なポイントです。
いくつか鉢がある時は、間隔をあけて風通しを良くします。
2.肥料を与え始めます。(4月下旬頃〜)
薄めた液肥(液体肥料)を、週一回を目安に、
与えます(9月末まで)。
それとは別に、固形肥料(油かす系)を、
月に1度、1回ずつ与えます(5・6・7月の3回。)
3.芽かき
暖かくなってくると、どんどん、葉が茂ってきます。
ココが、大事なポイントです。
ココは、ひとつ、心を鬼にして・・(>_<)・・
新芽は、1つの茎(バルブっていいます。)に、
1芽くらいにしてどんどん、折って取り除きます。
ちなみに、これが新芽です。とがってます。

では、実際に心を鬼にして・・(^^;)
新芽を取り除いてみましょう。
→
→
比較的、カンタンに取れますよ。
ちなみに、こっちが、花芽です。
ちょっと丸いです。

もちろん、
この時期には、
出てきませんが、
間違えやすいので、
一緒にアップしました。
ご参考まで。
4.植え替えと株分け
株が鉢いっぱいになったものは、4月〜5月末までに、
「植え替える」か、「株分け」します。
植え替える場合は、ひと回り大きい鉢にします。
株分けしたものは、最初に植えつけられていた鉢よりも、
小さい鉢植に植えつけます。
ココが、大事なポイントです。
どちらの場合も、あまり大きい鉢に植え替えると、
お花が咲きにくくなりますので、注意して下さい。
また、その時に、古い植え込み材料や、腐った根、
葉のない古いバルブ(根元の丸いかたまり)は、
取り除いておくといいでしょう。
5.初夏以降の管理
強い日差しは、葉やけを起こします。
ココが、大事なポイントです。
6月後半くらいから、半日陰(よしずの下などの、
直射日光が50%くらいさえぎられている、明るい所。)の、
涼しい所に置きます。
お水は、たっぷり。毎朝あげます。
6.秋からの管理
日光が弱くなってきたら、徐々に
直射日光に慣らしてゆきます。
気温に、あわせて、
水やりの回数をどんどん減らしてゆきます。
(あげる量は、たっぷりですよ。)
7.寒くなってきたら・・・
ココが、大事なポイントです。
霜の降りる直前まで、戸外で管理をして、
その後に、室内の日当たりに取り込みます。
(寒さに当たることで、花芽が出来てきます。)
8.これで、きっと・・・・・
咲いてくるはずです。 (^_^)v
育て方は、諸説ありますので、
他の「園芸書」なども参考にして下さいね。 (*^^*)
「そこが知りたい!!」質問コーナー
<なぜ、お花屋さんに並んでるのは、咲きすぎなの?>
よく、言われるんですけど・・・(^^;)
「ギフト」として使われること多いので、
生産者も、見栄えがいいように
咲かせて出荷することが多いのです。
もちろん、シンビジュームは、花保ちが良いので、
咲いてからもたっぷり観賞できますよ。
<つぼみが咲かずに黄色くなってしまうのは?>
たいていの場合は、水不足かと思います。
お水が好きなランなので、他の洋ランより多めにいります。
また、暖房器具などの近くで、乾燥した場合にも起こります。
乾燥しそうな場所の場合、全体に霧吹きをかけると喜びます。
<葉っぱはいっぱい出るけど、お花が咲かないのは?>
非常に、多い質問ですが・・・
「葉が、いっぱい出るけど、咲かない」っじゃなくて
「葉が、いっぱい出てるので、咲かない」ってことなのです。
新芽が出てきたら、上記のように、
「芽かき」をしていきましょう。
誰かに贈ってみたくなりました? (*^^*)
大胆な企画って言った割には・・・
こんな企画なんですけど・・・ (^^;)
でも、
あなたの疑問に
多少・・ですが、
ズバッと・・・答えて・・・
ありますでしょうか? (^^;)